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葉山で故・石原慎太郎さん海上散骨式 遺言受け葉山ヨットクラブが実施

石原慎太郎さんの息子4人が揃って散骨をする(提供=葉山ヨットクラブ)

石原慎太郎さんの息子4人が揃って散骨をする(提供=葉山ヨットクラブ)

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 作家で元東京都知事の故・石原慎太郎さんの海上散骨式が4月17日、葉山の海で行われた。

参列艇の船列(提供=葉山ヨットクラブ)

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 2022年2月に亡くなった石原慎太郎さん。式を行った近くには慎太郎さんの弟でヨットマンだった裕次郎さんの三回忌に合わせて建てられた葉山灯台(通称¬=裕次郎灯台)があり、慎太郎さんの息子4人がそろって参加した。

 散骨式は、慎太郎さんが名誉会長を務めていた葉山ヨットクラブの会長・石原伸晃さんとのご縁で、同クラブが主催した。11時10分に霧笛が鳴り、献鐘後、紙に包まれた遺骨を海に撒いた。30艇以上の船が海に出てクラブ仲間が式を見守った。

 慎太郎さんの長男・伸晃さんは「気の合った仲間と一緒に俺の骨は海に戻してくれと言われていた。遺言とはいえ寂しいが、古い仲間がたくさん集まってくれて本人は幸せだと思う」と話す。

 葉山ボートサービスの鈴木さんによると、小学生のころ逗子に越してきたという慎太郎・裕次郎兄弟は父親と共にヨットに親しんでいたという。

 同クラブ理事長で海上散骨式実行委員長を務めた真野泰人さんは「ヨット界の黎明(れいめい)期におけるけん引者の一人であり、日本のヨット界および外洋レースの発展に貢献してこられた石原名誉会長の散骨式を葉山ヨットクラブ主催で運営させていただけたことは、大変名誉なこと。慎太郎さんにはクラブのNPO法人化や約20年間続く『葉山-初島レース』開催のきっかけなどをつくっていただいた」と振り返り、「名誉会長の名前を冠した『石原慎太郎杯 葉山・初島ヨットレース』は、葉山ヨットクラブの大切な行事として継承していきたい」とも。

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