![店長の堤崎良子さん。手元は、この時期限定の徳之島産「赤らっきょう」と「パッションフルーツ」](https://images.keizai.biz/zushi-hayama_keizai/headline/1529984925_photo.jpg)
葉山町長柄交差点近くに「島の八百屋さん」(葉山町長柄、TEL 080-1337-0098)がオープンして4カ月がたった。
店長の堤崎良子さんは結婚を機に葉山に移り住み、故郷、徳之島の野菜や果物を地域の人たちに手ごろな価格で提供したいと同店をオープンした。
約14平方メートルの店内には現在、同島産の島らっきょうやパッションフルーツなど近隣では手に入りにくい生鮮品が並んでいる。そのほか、同島の焼酎や黒糖、調味料、九州オリジナルのお菓子などもそろえる。7月からはマンゴーも入荷する予定という。
堤崎さんによると、特に「たんかんジュース」と「南国アイス」の売れ行きが好調という。「近所の子どもがお小遣いを持って南国アイスを買いに来てくれる。子どものお小遣いでも気軽に買えるよう、200円、250円のサイズも作った。地域に根差したお店にしたい」と話す。
「徳之島産のたんかん100%ジュースは、収穫の時期に現地の工場で、皮むきの達人たちが甘皮や種を手作業で取って作ったジュース。たんかんをそのまま飲んでいるような味わいで、ここでしか飲めない」とも。
店内では、地域の総菜店やパン店、弁当店などが曜日別に出張販売する日もある。日曜日は「葉山産の鮮魚の日」で、海の状態にもよるがサザエなどが店頭に並ぶという。
「近所の方々が、何を売っている店だろうと思っていらっしゃることがまだある。故郷のおいしいものを知ってもらえるよう地域のイベントにも出店したりしている。地元との関わりを大事にしていきたい」と話す。
営業時間は10時~20時。金曜・土曜定休。