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葉山町が公式LINEリニューアル ワクチン専用から町の暮らし情報も配信

LINEの運営を担当する葉山町の政策課秘書広報係、河野香織さん。役場前で

LINEの運営を担当する葉山町の政策課秘書広報係、河野香織さん。役場前で

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 葉山町が新型コロナワクチン専用の案内・予約ツールとして運用していた町のLINE公式アカウントを3月1日、広報媒体としてリニューアルした。

葉山町公式LINEトップページ

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 同町政策課秘書広報係の河野香織さんは「コロナが流行する前に、防災情報をLINEで発信しようという話があったが、コロナ禍になり接種予約をする手段の一つとしてスタートした。せっかく登録者も増えてきたので、防災情報など緊急性のあるもの、生活にまつわるゴミ分別などの情報を加えることにした」と話す。

 リニューアルに当たって、河野さんたちは神奈川県内32自治体のLINE運用情報を調べた。昨年10月時点で26自治体がLINEを運用しており、ワクチン専用ではなく、広報媒体として運用していた横浜市・横須賀市・鎌倉市などの状況を参考にしたという。「情報がありすぎると、受信を辞めてしまう人がいること、各部署が制限なく情報を掲載することの課題なども聞いた。そこで、例えばイベントについては中止の場合のみ配信するなどルールをいくつか決めた」と河野さん。

 3月3日現在、5807人が登録している。3月1日には消防本部から7日まで、全国一斉春季火災予防運動週間の案内が配信された。広報誌4月号に詳しい案内が掲載される。

 河野さんは「町のホームページのトップ画面に、皆さんに案内したい新しい情報を掲載するが、多くの情報に埋もれてしまう。LINEだと、防災や暮らしに大切な情報がピンポイントで案内され、詳しく知りたい人はホームページにつながるので、伝えたい情報が伝わりやすいと思う。世帯数が約1万4000なので1万人の登録を目指したい」と期待する。

 利用したい人はスマートフォンやパソコンからLINEアプリ(無料)をダウンロードして、「葉山町」公式アカウントを検索し、友達追加する。アカウント ID は「@hayama_official」。

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