逗子海岸沿いにある「ステーキ宮逗子店」(逗子市新宿1)に1月17日、配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」が導入された。
従業員がテーブル番号を入力して配膳・運搬ロボット「サービィ」を送り出す
逗子で「甘太郎」(当時は甘味処)を創業した「コロワイド」のコロワイドグループ(横浜市西区)は、「ステーキ宮」「牛角」「北海道」「土間土間」などを展開。新型コロナウイルス感染対策の一つとして、従業員との接触機会を減らし安全安心に料理を提供できるよう同ロボットの試用を行ってきたが、効果が見込まれたことから昨年12月より、全国の系列店100店へ順次導入している。
「ステーキ宮」営業推進部の矢作誠基さんは「逗子店をはじめ、本年度中には全国121店舗のステーキ宮に導入できる予定。ロボットと人の分業を進めることで、従業員がお客さんに対して集中して接する時間が取れるようになった」と話す。
同店では、注文を取ったり、皿の熱いステーキなどを運んだり、ソースを掛けたりするなどの対応は従業員が行う。逗子店の水谷邦生店長は「サービィの動きは滑らかで、『お待たせしました』などの声も出て、特に子どもは喜んでいる。逗子にはロボットが稼働する店がまだないと聞いているので珍しがっていただいている。従業員からは操作をする際、テーブル番号などのボタンも大きく、扱いやすいと好評」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~22時15分(まん延防止等重点措置期間中は11時~21時)。