JR逗子駅から続く逗子銀座商店街にある酒販店「三河屋」(逗子市逗子5)前で10月22日、「HAYAMAYA」の冷凍食品自動販売機が稼働を始めた。
同販売機のオーナーは逗子市内で「喰呑処 山や」「ズシサカバアリア」「鶏料理 蕎麦(そば) 一石二鳥」を経営する「山や」社長の愛良人さん。「ラザニア」「とろとろ塩もつ煮込み」「湘南豚のジューシー餃子(ぎょうざ)」など店で提供している料理も販売する。
愛さんは「葉山にいる義父の畑を手伝うようになって、捨てる野菜の端材をどうにかしたいと思い、ピクルスにして瓶詰めで販売するようにした」と話す。冷蔵販売機を昨年、海岸通りの「喰呑処 山や」前に設置した。「同時に、以前から地場の素材を使い無駄のないよう加工できるものとしてギョーザの店を考えたが、コロナ禍になり、出店より製造に力を入れようと切り替えた。ピクルスの販売機が好評だったこともあり、冷凍販売機で冷凍ギョーザを販売することにした」とも。
メインはスタッフが知恵を出し合って開発した「五色餃子」(15個入り=1,100円)。「白」がしょうがの効いた湘南豚のジューシーギョーザ、「緑」が三浦産ホウレンソウを練り込んだ皮の鶏肉ギョーザ、「黄」がカボチャを練り込んだ皮で湘南豚のカレーチーズギョーザ、「紫」が紫芋を練り込んだ皮にしらすとイカの大葉入りギョーザ、「橙」がピリ辛湘南豚とニラのギョーザ。
愛さんは「コロナで店の経営も難しい中、地域の産物を使うことで農業と漁業に携わる人も安定し、地域が一つになって頑張っていかれる事業になれば」と話す。