大雨による法面崩落の影響で7月3日から閉鎖が続いていた横浜横須賀道路逗子インターチェンジが9月30日、5時に通行止めを解除した。
料金所近くのランプウエーの法面が長さ40メートルにわたって崩落(土砂量約7000立方メートル)し、上下線ともに通行止めが続いていた。
インターチェンジから葉山町までを結ぶ逗葉新道とのアクセスもできず、逗子市内への出入りだけでなく、葉山方面へも回り道を強いられていた。葉山町と横浜駅を結ぶ京急高速バスも遠回りしていたが、9月30日始発から通常ルートに戻った。
横浜横須賀道路を管理するNEXCO東日本は「本復旧にはまだ時間がかかる見込みで、工事車両出入りのため逗子インターチェンジ料金所外側にある駐車場は閉鎖している」と説明。「暫定的に連絡路の形状を変更し、通行車線を確保したため一部路肩が狭くなっている。走行する際は規制速度を守り、案内看板などに従って通行してほしい」と呼び掛ける。
崩落現場の山上に位置する団地「グリーンヒル」と県道をつなぐ歩道橋と市道129号(遊歩道)は現在も通行止めが続いている。NEXCO東日本によると、歩道橋などの復旧については現在検討中で、再開は来年夏の見込みと説明。通学路として利用していた「グリーンヒル」に住む学生の多くは通学時間が倍以上掛かっているという。犬の散歩で歩いていた住民も「景色のいい遊歩道なので再開が待ち遠しい」と話す。