南郷上ノ山公園(葉山町長柄)で現在、イチョウ並木が黄葉に色づき、SNS上では見頃は今週末かと話題になっている。
同公園は四方を山に囲まれた広さ約30ヘクタールの緑豊かな公園で、周回する散策路の1部、約200メートルに及ぶ並木道に3メートル間隔でイチョウが植えられている。公園管理事務所によると、35年前の開園時に植えられ、そのまま枝切りなどもせず、自然に育っているという。
黄葉の見頃については、「11月中頃になることが多いが年によってまったく違い、問い合わせに対していつも返答に困る。緑のままで黄色くならない葉もあるし、色づいた葉が落ちるタイミングもそれぞれ。昨年は台風で色づく前に葉が落ちてしまった。一昨年が1番きれいだった」と同所職員。「今年は、夏ごろからギンナンの実がポツポツ落ち始めるという珍しい年。今が見頃かもしれないし、今週末かもしれない」と話す。
園内にはテニスコートや野球場、多目的グラウンドがあり、土曜日曜は駐車場も混雑する。特に、ドッグヤードが人気で、平日でも犬を散歩する人が目立つ。人が立ち入る前に色づいたイチョウの撮影に来る人もいるという。SNSに投稿された写真に「海の印象ばかりの葉山に、イチョウ並木があることを初めて知った」という感想もある。
開園時間は、9月~12月=8時30分~16時30分。月曜休園。