葉山で13年間親しまれた「スターバックスコーヒー葉山海岸通り店」(葉山町堀内)が10月31日、閉店した。
最終日を迎えた同店には朝から列が途切れず、「ここ元町商店会は『葉山の銀座』と呼ぶ人がいるような場所。そこのランドマーク的な店だった。火が消えるようで寂しい」「テラス席で犬と一緒にゆっくりすることができる貴重な店だった」などと閉店を惜しむ声が聞かれた。
スターバックス広報によると、閉店の理由はさまざまで詳細の公表はしない。神奈川県内には現在、116の店舗があるが、年内に閉店する店舗はないという。
店長を3年間務めた小川尚子さんは「私も寂しい気持ちでいっぱい。ここは地域の皆さんとの関りも深く、人の温かさに触れることが多かった。ここ数日はいつもの倍くらいの方に来店していただいている。皆さんに今までありがとうと言いたい」と話す。
店内には、客からの店舗へのメッセージを書いたボードがあり、「娘との待ち合わせや家族との団らんによく使わせてもらった、楽しい日々をありがとう」「練習後の一息つく場がここだった。とてもさみしい」「スタッフの温かい人柄に癒やされた」「リフレッシュさせていただき、助かりました」などたくさん寄せられていた。
近隣には、逗葉新道入口そばに昨年オープンした葉山店(葉山町長柄)、JR逗子駅前のスーパースズキヤ内にある逗子駅前店(逗子市逗子1)がある。