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逗子市と戸田建設でワーケーション実証実験 8月までモニター利用期間

戸田建設人事部の社員がモニター利用。午前は「逗子会館」3階フロアでワーク

戸田建設人事部の社員がモニター利用。午前は「逗子会館」3階フロアでワーク

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 逗子市は戸田建設(東京都中央区)と連携してワーケーションの実証実験を7月1日から逗子郵便局前の逗子会館(逗子5)で始めた。ワーケーションはworkとvacationを組み合わせた造語。

戸田建設人事部の社員がモニター利用。ワークを終えてサンゴ写真展見学。地元の水中写真家の話を聞くこともできた

 市は2019年11月から、広く民間事業者等が参加し、意見交換やネットワークの構築ができる場として「platform ZUSHI BIZ」を設け、ビジネスアイデアの実現に向けた体制構築などの取り組みを行っている。戸田建設は、その取り組みに賛同し、この実証実験を提案した。

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 戸田建設広報・CSR部の広報課長、清水洋克さんは「新しい事業の候補の一つにワーケーションがあり、ちょうど逗子市と組めそうだということでスタートした。地方自治体との仕事はこれまでもあるが、ワーケーションは初めての挑戦。新しい働き方の提案が地域活性化等の価値提供につながれば」と話す。

 市所有の逗子会館の2階(55.6平方メートル)、3階(69.9平方メートル)の一部を同社がリノベーションし、ネットワーク環境を整え、テレワーク可能なオフィス空間「ON/OFFice ZUSHI」として整備した。2階にはキッチンもあり、冷蔵庫、電子レンジを備える。3階ではディスプレー、ホワイトボード、HDMIケーブル、複合機、シュレッダーが利用できる。壁紙や照明なども同社のデザイン。リノベーション前の部屋の状態を知る「platform ZUSHI BIZ」メンバーの市民は見学後、「見違えるよう。デスクから照明までモデルルームのようで仕事をしたいという意欲が湧く。逗子市の中で大企業のセンスと触れることができていい機会。市外の企業に利用してもらい、逗子を知ってもらいたい」と期待する。

 7月17日には同社人事部の社員9人が利用した。午前中は業務をし、午後は徒歩5分ほどのドーナツ店「ミサキドーナツ」で土産を購入し、さらに10分ほど歩いて逗子市文化ホールギャラリーで開催中の「水中写真家 長島敏春展」で逗子のサンゴの写真を観賞。その後、生シラスなど海鮮丼を目指して小坪漁港方面に向かった。食後はバケーションということで自由解散。

 逗子に初めて来た社員が半分、埼玉や千葉から約2時間かけて来た人もいて、「遠かったが、電車の便の良さが分かった」「あいにくの雨なので、今度は晴れた日に来たい」などと感想を話した。「ワーケーションは宿泊するイメージでいたが、宿泊にこだわらず逗子のような自然の多い近郊で、こうして行うことも手軽でいい。1棟に1部署なので、集中できる」と人事部次長の横山茂さん。

 8月31日まではモニター期間として無料で利用可能。利用時間は平日8時30分~18時。利用は市外の企業・事業者に限る。申し込みは「ON/OFFice ZUSHI」のホームページから行う。実証実験は2021年6月30日まで。