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逗子の建設会社がPCR検査ボックスを医師会へ寄贈 看板製作会社が製作

逗子市役所市長室で、PCR検査ボックスを装着して説明(提供=逗子市)

逗子市役所市長室で、PCR検査ボックスを装着して説明(提供=逗子市)

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 逗子の建設会社「高幸建設」(桜山4)が5月18日、看板製作会社「アスカ工芸」(沼間1)の製作したPCR検査ボックスを逗葉医師会に寄贈した。

市役所1階ロビーで土曜・日曜も開設する「新型コロナウイルス対策総合窓口」

 ボックスは、神奈川県と県医師会が締結した協定に基づき、5月18日から逗葉医師会が逗子市内に設置するPCR集合検査場で使う。

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 「地元の医療機関へ何か貢献したかった」という高幸建設社長の岡川直さんの思いを受けた逗子市が医師会と相談し、PCR検査ボックスの寄贈となった。製作を担当したアスカ工芸の大澤幸一さんは「市長からアクリルで作ってほしいと連絡があり、ドライブスルー型のオリジナルプロテクターを考えた。普段、看板作りに使うアクリルは厚さ3ミリか5ミリだが、強度と重さから4ミリにした。それでも重さが7キロあるので、腰にベルトを付けて重量を軽減した。頭と腕の間隔を決めるために、身長差のある10人の寸法を測り、位置を決めた」と話す。桐ケ谷覚逗子市長は「逗子オリジナルのプロテクトだと思う。これで医師の方たちも飛沫感染の心配から解放されて従事していただけると思う。逗子葉山でも検査の態勢が整うことは、大きな安心につながる」と話す。

 逗葉医師会が設置するPCR検査場はかかりつけ医からの紹介による完全予約制で、当面の間平日14時~17時に開設し、対応人数は1日最大で9人程としている。

 同日、市長室には微酸性電解水製造装置を寄贈した逗子在住の「デイリーテクノ」社長、冨田守さんも訪れた。同装置は冨田さんが食品系会社に勤めていた1987(昭和62)年ころ、牛乳瓶の洗浄などをヒントに開発を始め、生成される微酸性電解水は2002(平成14)年に食品添加物として厚労省から認可を受けたという。

 市では同装置で作った微酸性電解水を5月16日からの土曜・日曜、市民を対象に無料配布する。初回は2日間で2000人以上の市民に約1トンを配布した。

 5月1日から市役所1階ロビーに「新型コロナウイルス対策総合窓口」を開設した同市は、特別定額給付金申請書の発送を県内の市では綾瀬市、南足柄市に次いで3番目、5月15日に行った。公立小中学校では15日から、学年別地区別に分散登校も始まった。桐ケ谷覚逗子市長は「感染者を出さないことが第一。次に、早い対応が必要。施設の開放なども自粛解除となった時に、どういうルールが必要か、担当者に細かく考えてもらっている」と話す。