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逗子で今年も「3.11 ALL=逗子Movement.」 陸前高田への支援続く

3.11 ALL=逗子Movement.Vol9協議会のメンバー。JR逗子駅前で

3.11 ALL=逗子Movement.Vol9協議会のメンバー。JR逗子駅前で

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 東日本大震災復興支援活動「3.11 ALL=逗子Movement.Vol.9 ~『共に生きる』Share the Moment.~」が3月11日、JR逗子駅前とヨークマート東逗子店前で行われた。主催は市民団体「3.11 ALL=逗子Movement.Vol9協議会」(事務局=逗子市桜山4)。

新型コロナ感染拡大に対応して規模を縮小

 最初の支援活動は、震災の翌2012(平成24)年3月11日に市内の各種団体や商工自営業者、ボランティアを中心に「震災を忘れない、つなげていく。市民6万人のキャンドルをともそう」と旧キリガヤ本社跡地をメイン会場に市内各所で行われた。

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 2013(平成25)年、2回目開催に当たり、市内の各種団体や支援活動を続けてきたボランティア組織、商店街(個店)や個人が集まり、逗子市との事業協働として「3.11 ALL=逗子Movement.Vol2協議会」(以下、3.11AZM)が組織された。メイン会場も亀岡八幡宮に移った。各家庭や職場に眠るローソクとガラス瓶を集め、キャンドルに再生し、配布して市内各所で灯をともした。

 3回目以降、JR逗子駅前とJR東逗子駅前で献花・鎮魂ブースと炊き出し、亀岡八幡宮境内で復興応援ブース出店とパフォーマンスが行われ、集まった復興支援金で岩手県陸前高田市を応援してきた。

 陸前高田市では、2019年夏に国営追悼・祈念施設が設置され、施設から高台へ向かう一本道をシンボルロード・避難路「ハナミズキのみち」として整備。道の両側には20メートル間隔でハナミズキが植樹された。3.11AZMに寄せられた支援金は「ハナミズキのみちの会」に寄託している。

 3.11AZM協議会第9回の代表を務める矢島明さんは「この新型コロナの感染拡大防止の状況下で、例年通りに開催していいものかどうか関係するさまざまな人と相談した。中止にしても誰も文句は言わないと思うが、やることで批判もあるかもしれない。でも被災地のことを考えたら、開催する方法もあるのではということで踏み切った」と苦渋の判断について話す。例年、多くの人が集まるJR逗子駅前のブースでは献花など、人を滞留させたり対面する時間を減らしたり規模を縮小しての開催となった。

 立ち寄った60代の女性は「開催してもらって良かった。忘れないことが大切」と協議会のメンバーにエールを送った。

 矢島さんは「昨年の台風被害もあり、今回は支援だけでなく、自分たちの命は自分たちで守ろうという防災のことも考えるきっかけにしようと思っていた。被災地への支援は、支援金だけではなく、被災地の方々との交流も必要」と話す。「ハナミズキが開花する5月ごろに、逗子の皆さんと、未来へつながる『ハナミズキのみち』 を歩きたい」とも。

 3.11AZM協議会では5月ごろ、陸前高田を訪れる「防災スタディツアー」を計画している。