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葉山の長運寺で八千枚大護摩供、令和初日に諸願成就

初めて八千枚大護摩供を行う遠藤陽仁住職(中央)

初めて八千枚大護摩供を行う遠藤陽仁住職(中央)

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 葉山の厄除不動尊長運寺(葉山町長柄 615)で5月1日、遠藤陽仁住職が「八千枚大護摩供(おおごまく)」を行った。

前日、準備されていた8千枚の護摩木

 大護摩供は4月24日から30日の7日間は穀物と塩断ちをし、1座4時間の護摩行(ごまぎょう=炎の前でお経を唱える修行)を毎日3座行う。前日からは無言、断食、断水、不眠、不臥を課し、1日当日は8時から約8時間かけて、8千枚の護摩木をたき上げた。

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 遠藤住職は「新天皇即位の日、新しい時代を迎えるにあたり、御用邸ゆかりの町にある寺として何かできないかと考えた。寺と天皇家は関りがないと思っている方も多いと思うが、同じ真言宗の京都の東寺で毎年正月に行われている『後七日御修法(ごしちにちみしほ)』では天皇陛下の御衣(ぎょい)に祈りをささげている」と話す。

 遠藤住職によると、真言密教を日本に伝えた弘法大師は、密教の祈祷により玉体安穏・鎮護国家を祈り続け、嵯峨天皇に厚く信仰され、真言密教の根本道場として高野山を下賜された。以来1200年以上、真言密教は歴代の天皇陛下の玉体と国家の安穏を祈り続けているという。

 1日は本堂で1メートル程に立ち上った炎を、特別に間近で見ることもでき、希望者は直接護摩木を炎にくべた。本堂には煙が立ち込め、参拝者からは「これはかなり熱い。苦行だな」と感想がもれた。

 寺では、令和初日の参拝客を見込んで、御朱印なども多めに準備。地元の飲食店などが出店し「福の市」も行われ、家族連れなどでにぎわった。

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