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逗子に「うつわと手仕事の店」 オープニングに出張料理人と音楽のライブ

うつわと手仕事の店「onando zushi」の店主、藤本由紀子さん

うつわと手仕事の店「onando zushi」の店主、藤本由紀子さん

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 新逗子駅そばの貸しキッチン「逗子ののせ」(逗子市逗子2)にうつわと手仕事の店「onando zushi」が2月2日、オープンした。店主は藤本由紀子さん。

(手前右から)バイオリン奏者の吉田翔平さんとボーカルの西島梢さん。机の上で食のパフォーマンスをするソウダルアさん

 「onando」は2016年6月、東京都世田谷区を拠点に由紀子さんら3人で始めた。工房や作家を訪ね、自分たちで実際に使い「本当にいい」と思う食器だけを集め、販売や企画展を中心に行ってきた。由紀子さんは結婚して逗子に越してきたことを機に逗子での展開を考えたと言う。

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 「逗子ののせ」は古民家をリノベーションし、由紀子さんの夫、新之助さんとその両親が昨年始め、由紀子さんも食の企画などを行っている。新店は建物の一部のスペースで毎月第1土曜から第2日曜までの9日間営業する。

 逗子の新店では、手仕事の面白さを感じられるイベントも開いていく予定という。

 1月26日にはオープニングイベント「音楽におどる 逗子の食材」が開かれた。器と食を使ったパフォーマンスを考え、以前から気に留めていたアーテストに声を掛けた。

 器は茨城県笠間の陶芸家、菊地亨さん。由紀子さんは「オープニングのために、場所の雰囲気と企画を考えて作ってくださった。店名のアルファベットをデザインしたお皿が届いた時には泣いてしまった」と話す。

 壁のオブジェはO' Tru no Trusさんの作品で、海に流れ着いたものと真鍮(しんちゅう)を組み合わせたもの。

 由紀子さんの姉夫妻、ボーカリスト西島梢さんとバイオリン奏者、吉田翔平さんが演奏を行った。

 音楽との競演で食のパフォーマンスを披露した出張料理人は「その土地の風土と歴史が交差する料理を特注の和紙の上で表現する」と話すイートディレクターのソウダルアさん。前日に逗子と近隣の店や市場などで素材を調達した。逗子が名物として力を入れている「アカモク」は小坪漁港の市場で購入したスズキと併せ、野菜のソースにした。商店街の鶏肉店「鳥一」の砂肝とみそ漬け、モモ肉のローストは廉売所の漬物とペーストし、パテにした。逗子唯一の養蜂家、はやし養蜂の蜂蜜はユズと日本酒に味を加えた。逗子海岸でくんだ海水は魚のアラと白菜、「関口牧場」の牛乳でポタージュにした。

 参加者は「いつも食べ慣れている素材が想像できない料理に生まれ変わっていて勉強になる」などと楽しんだ。

 藤本さんは「器は見て楽しむものでもあるけれど、使って育てるものだと思っている。使い方、楽しみ方をここのキッチンを利用して提案していきたい。ゆっくり丁寧にやってく」と話す。

 営業時間は11時~18時。

 現在、オープニングイベントで声掛けした二人の作家、「菊地亨 & O' Tru no Trus 展」を行っている。菊地さんのカップとお皿で、ドリンクとお菓子やおつまみを提供する。今月10日まで。

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