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葉山芸術祭のプレイベントで「芸術祭」を体感 会場は築約90年の元別荘

会場となる建物の客間で、(左から)葉山芸術祭実行委員の長谷川直子さんと「SEE THE SUN」の高橋慎吾さん

会場となる建物の客間で、(左から)葉山芸術祭実行委員の長谷川直子さんと「SEE THE SUN」の高橋慎吾さん

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 第27回葉山芸術祭2019プレイベント「季節外れのオープンハウス」が1月20日、「SEE THE SUN」本社屋(堀内)で開催される。

会場となる「SEE THE SUN」本社屋の庭

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 今年、27回を迎えた葉山芸術祭は4月27日~5月19日に開催。1月末まで出展者を募集している。プレイベントは初の試み。

 同芸術祭は葉山町とその近隣エリアであれば誰でも申し込むことができる。参加するスタイルの原点はオープンハウススタイル。自宅や店舗を会場に、アート展示やワークショップを「参加企画」として出展し、ガイドブックやホームページに案内を掲載。見る人は、ガイドブックを片手に、街の中を巡りながら、友人の家を訪ねるかのように会場に行く。ほかに、「青空アート市」や「葉山しおさい公園」で開催するイベント型のスタイルがある。

 プレイベントは、芸術祭の「いろいろなエッセンス」を、一つの会場で体験し、感じてもらう1デーイベント。毎年「参加企画」として出展する「3pm さんじ」(上山口)やクラフトビールの「15 Brewery」(堀内)、「青空アート市」で出店するフードの「Amigo Kitchen」や「Tette」などが並ぶ。

 アーティストは、段ボールを素材とするインターデザインアーティスト、織咲誠さんや木工芸神永の神永匡崇さんら絵画、版画、写真など8人が参加。

 実行委員の長谷川直子さんは「暮らしとアートが密接に織りなす葉山芸術祭らしい企画や作品が、ショーケース的に再現されるイベントになると思う。葉山の文化の1シーンを体験してもらえる」と話す。

 会場は、2017年にリノベーションし、社屋としている「SEE THE SUN」が客室やデッキ、庭を提供。築約90年の元別荘。都内から通っている商品開発部長、高橋慎吾さんは「扱う商品に込めたコンセプトに合った本社屋を探していた社長が一目見て気に入った場所。物の本質を見極められる人たちが多く住んでいる葉山で、地域の人たちに開放して使っていただくということは会社のテーマにも合っていた。アーティストの方に建物を見ていただくと着眼点も違うので、改めてこの物件の良さを再認識した」とイベントに期待する。

 開催時間は10時~15時。芸術祭について相談を受けるコンシェルジュデスクも用意し、参加申し込みも会場で受け付ける(当日以外はホームページから申し込む)。

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