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葉山で「寺院葬儀社」説明会 僧侶3人が設立し相談も、寺院で通夜や告別式

(左から)「寺院葬祭社」を立ち上げた仙光院の成井阿里副住職、成井秀仁副住職、長運寺の遠藤陽仁住職。仙光院本堂で

(左から)「寺院葬祭社」を立ち上げた仙光院の成井阿里副住職、成井秀仁副住職、長運寺の遠藤陽仁住職。仙光院本堂で

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 葬儀会社「寺院葬祭社」(葉山町長柄、TEL 0120-55-7694)が11月17日・18日、仙光院(葉山町長柄)と長運寺(葉山町長柄)で地域説明会を行う。

仙光院。湘南七福神のひとつ(長柄毘沙門天)でもある

 仙光院僧侶の成井秀仁副住職と成井阿里副住職、長運寺僧侶の遠藤陽仁住職の3人が今年3月に設立した同社。

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 遠藤陽仁住職は「現在、葬儀に関する段取りや費用のやりとりなどは葬儀会社や斎場が窓口になり、僧侶は葬儀社や斎場から依頼を受けて現場に行くことが多い。葬式を終え、供養を終えた時、喪主の方が供養した私ではなく、葬儀社の人にお礼を伝えたことがあった。式を滞りなく進めたのは葬儀社だが、疑問が残った。火葬のみで供養しない人もいる。社会から信仰心が薄れてゆく危機感を僧侶として感じた」と話す。

 同社は、葬儀社などが行っている相談を直接、僧侶が担当し、寺院を会場に通夜や告別式を行う。利用料金は布施などを全て含めた「総額プラン」に設定した。本堂には装飾もあるため多くの花なども必要なく、寺ならではのゆっくりとした時間を送れるのも強みという。

 仙光院の2人の副住職は兄弟。兄の秀仁さんは「ここ数年、寺離れ、お坊さん離れを心配し、お寺で葬式ができないだろうかと考えていた。2015年からはペット葬を始めた。家族でゆっくりお見送りができると喜んでいただいている。昨年4月、修行仲間だった遠藤さんが隣りの長運寺の副住職になり、同じ思いがあったので、会社を作れば檀家かどうかに関係なく、地域の方々も相談しやすいと思った」と話す。逗子の波子不動(逗子市新宿5)も同社の斎場のひとつで、今後、仲間を増やしたいという。

 弟の阿里さんは「昔は住んでいる家の近くの菩提寺や自宅で葬式を挙げることが普通だった。地域の方が安心して葬式を挙げられるような、原点に立ち返った役割が寺に求められている」と言い、普段から寺院に接する機会を創りたいと仙光院では「座禅会」も行っている。

 秀仁副住職は説明会について、「3月に会社を設立したが、やっと準備が整って説明会を開くことができる。逗子葉山には葬儀会社が少ないこともあり、地域の方々に新しい選択肢を提供できることを知っていただきたい」と呼び掛ける。

 会場は、11月17日=仙光院、18日=長運寺。開催時間は14時~15時。

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