葉山町の南郷上ノ山公園(葉山町長柄)のインクルーシブ広場で2月13日、遊具5基のお披露目式が行われた。
同町では町制施行100周年を機に2年かけてインクルーシブ広場の整備に当たり、昨年1月に設置した3基の遊具とペーパーターフ(生分解性人工芝)に続いて5基を増設し、広場の完成を迎えた。
最初の遊具は多人数で乗れるブランコのような遊具「ウードルスイング」、トランポリンのような遊具「ベッドジャンパー」など自由度や難易度の幅が広いものだった。整備を担当した同町都市計画課の桃田さんは「今回は手足を使ったりバランスを取ったりするもの、車いす利用者でも遊べるものなど、先に設置した遊具とは別の目的を持ったものにした」と説明。
前回に続き、3基をしつらえた「コトブキ」(東京都港区)は、「誰でも分け隔てなく使えるパブリックスペースづくり」を目指し、インクルーシブ遊具にも力を入れている。新しい3基は約2メートルの斜面を活用したステップ遊具「ラバーステップ」、滑る、上るの両方を楽しめる「でこぼこスロープ」、あずまやとの景観を配慮し素材を選んだ「ロッククライマー」。
幼稚園・保育園の園庭設計や発達障害児施設の環境整備なども手がける「アネビー」(東京都渋谷区)が設置した遊具は、音が鳴る「カラフルコンガ」と、地表に埋め込んだ円盤が回る「くるくるサークル」。車いす利用者も介護者も一緒に乗って遊べる。同社の社員は「ベネフィット(成長、発達、学びの機会を提供できる遊びの価値)の効果を触覚、聴覚、物語性など8項目で数値化し、この公園に合ったバランスの良いものを提供した」と話す。
式に参加した近隣の園児約30人は次々に遊具に触れ、乗ったり、たたいたり、寝転がったりして、自由に遊んだ。順番待ちができた一番人気は「くるくるサークル」だった。
山梨崇仁町長は「インクルーシブという考えを大切にし、このような広場を作るような町だということを広く知ってもらい、たくさんの人に利用していただきたい。この公園は今回の広場だけでなく、まだまだ開拓、整備する箇所があり、期待してもらえたら」とあいさつした。
公園利用時間は8時30分~16時30分(6月~8月は8時~18時)。