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「広報葉山」、3年ぶりに県広報コンクール最優秀賞 「18歳の壁」特集

受賞を喜ぶ政策課の職員。(前列右から)山本英清課長、紙面を担当した宮崎さん

受賞を喜ぶ政策課の職員。(前列右から)山本英清課長、紙面を担当した宮崎さん

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 葉山町が毎月発行する広報誌「広報葉山」12月号(2025年12月1日発行)が神奈川県広報コンクール(町村部門)で最優秀賞を受賞した。神奈川県が1月26日に発表した。

神奈川県広報コンクール最優秀賞を受賞した広報誌「広報葉山」2025年12月号

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 同コンクールは市町村の広報活動向上を図ろうと、1955(昭和30)年から神奈川県が毎年開催している。同町の受賞は3年ぶり通算9回目。2021年12月号は全国広報コンクール「広報紙・町村の部」で総務大臣賞も受賞している。

 高く評価された誌面は「選べる未来をすべての若者に」という特集。18 歳を境に支援制度のはざまに置かれてしまう「18 歳の壁」という課題に焦点を当てた。同町を拠点に虐待や家庭の事情で家族に頼れない15歳~29歳の若者を支援している公益社団法人「アマヤドリ」の支援の様子、町の人権擁護委員やジェンダー平等委員に若者の現状や取り組みなどの話を紹介している。

 「見出しも優しい響きの言葉を選んでいる」と評価されたほか、被写体の表情、文章やレイアウトも読みやすく、メリハリの利いた紙面と評された。

 取材して紙面作りを担当した政策課の宮崎愛子さんは「最初は『18歳の壁』の現実がつかめず、町として取り上げる関係性が分からず戸惑った。アマヤドリの取材を通して全ての若者が壁にぶつかる可能性があり、同じ町に住む誰もがSOSに気付くことが必要と分かった」と話し、「受賞したことで、全国コンクールへ推薦されるが、アマヤドリの取り組み自体が全国へ知られることに期待したい」とも。

 誌面作りについて、宮崎さんは「広報誌に掲載しているアンケートを通して届く町民の皆さんの感想や要望を大切にしている。一方的に町からの押し付けにならないよう気を付けている」と言い、「配布が遅れると問い合わせの電話が毎月あり、届けると『早く読みたかった』『楽しみにしている』と言われる。掲載内容も増えていき、2014年5月号から8ページ増やした。広告を出したいという事業者も多く、期待されていると感じている」と話す。

 アマヤドリ代表理事の菊池操さんの講演会が2月26日、同町教育委員会で行われる。「広報同様、若者の現状を知る機会になれば」と宮崎さん。開催時間は10時~12時。

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