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「逗子SDGs絵日記」募集に150点 大賞は「ぼくの守り続けたい場所」

「逗子SDGs絵日記」大賞に選ばれた久木小学校5年の佐野颯也さん

「逗子SDGs絵日記」大賞に選ばれた久木小学校5年の佐野颯也さん

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 逗子市市制70周年記念市民企画「逗子SDGs絵日記プロジェクト」で募集した作品の表彰式が12月15日、逗子市交流センター(逗子市逗子4)で行われた。

逗子SDGs絵日記表彰式の様子

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 身近にあるSDGsについて子どもたちが考え、絵日記として表現し、地域社会と思いを共有する同プロジェクト。逗子市在住または逗子市が好きな小学生を対象に7月1日~9月30日に募集し、150点の応募があった。

 主催者の一人、池田陸郎さんは2022年7月に逗子の環境活動やSDGsの取り組みを広めるための会社「Permanent Planet」(逗子市逗子1)を立ち上げた。「逗子でイベントや豊かな自然を思い切り楽しめるのは地域の大人たちが『逗子』を支えてくれていたから。それを次世代の子どもへより良い形で渡したいと考えるようになり、横浜で関わる事業『環境絵日記』の仕組みを生かせたらと、同じ思いの仲間と企画した」と話す。

 応募全作品は12月8日から1週間、逗子市交流センターで展示し、最終日15日に表彰式を行った。大賞を受賞した久木小学校5年の佐野颯也さんは「おじいちゃんと海岸でごみを拾うことが多く、SDGsに興味を持つようになった。絵に描いた池子の森は家の近くにあって、サッカーの練習などでもよく行く場所。この自然を守り続けたい」と受賞を喜んだ。

 表彰式で、桐ケ谷覚逗子市長は「絵日記で何を描こうかと挑戦することで、社会の中で物を見る目が養われる、そして描くことで、課題を深掘りする。数年後、生活する中で何らかのアクションを起こしてくれるだろう。持続可能なプロジェクトとして期待したい」と総評した。

 表彰式当日は、同じ会場で環境課題に取り組む会社のワークショップを行ったほか、逗子開成環境プロジェクトチームMOANAと湘南白百合中学校高等学校SDGs有志団体SEE(Society Economic Environment)合同で手作りのカルタやクイズで小学生にも分かりやすくSDGsを解説した。

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