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シニア健康事業「てくtec逗子」「けんこうにぎやか教室」 締め切り迫る

「てくtec逗子」「けんこうにぎやか教室」の参加を呼びかける逗子市福祉部の職員

「てくtec逗子」「けんこうにぎやか教室」の参加を呼びかける逗子市福祉部の職員

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 逗子市が市内在住の65歳以上を対象に募集している運動とスポーツの習慣化促進事業「てくtec(テク)逗子」と「けんこうにぎやか教室」の申し込み締め切りが8月15日に迫った。

神奈川県が設定しているアプリ「マイME-BYOカルテ」のトップ画面

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 機器を使うことによるテクノロジーの「テク」、歩く技術を学んでもらうことによるテクニックの「テク」をかけ合わせて名付けた事業「てくtec逗子」は4年目を迎え、リピーターも増えているという。「歩く」きっかけ作りとなる史跡ツアーや池子の森の散策ツアーなどオプション企画も行う。

 参加方法は、貸与される手のひらサイズの機器「活動量計」を使う方法と、神奈川県が設定しているアプリ「マイME-BYOカルテ」を自分のスマートフォンにインストールして参加する方法の2通り。いずれも歩数が記録でき、運動することにより体重や内臓脂肪、筋肉量などの変化を確認できる。

 担当する同市社会福祉課の堀田昌希さんは「活動量計を持つことで、やる気が促されるという声もあるが、アプリは一度インストールすれば事業後も続けて利用でき、県内の別のプログラムに参加することもできる」と話す。

 昨年の最高齢は93歳で、120人が参加。8割が目標とする1日5000歩を達成し、賞品を受け取ったという。「今年は賞品にスマートウォッチや体組成計などを準備している」と堀田さん。

 併せて、今年初めて取り組むのが、タブレットを使って参加する「けんこうにぎやか教室」。「てくtec逗子」参加者の運動量などの分析に関わってきた電気通信大学(調布市)と企画から連携。屋外での運動ではなく、インターネットを使い、オンラインで体操教室や栄養士の食事講座を受けたり、参加者同士が交流したりできる。タブレットは無料貸与し、通信費の負担もない。堀田さんは「運動は苦手だが、インターネットを使い、オンラインでやり取りできるようになりたい人や外出できなくても仲間を作って交流したいという人には、いい機会になるのでは」と利用を呼びかける。

 いずれの事業も9月~12月に開催。「てくtec逗子」は8月29日または9月1日、「けんこうにぎやか教室」は9月4日または6日のセミナーへの参加が必要。申し込みは、福祉部社会福祉課地域共生係で受け付ける。

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