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逗子メディスタイルの「訪問」して行う「摂食嚥下リハビリテーション」と「歯科診療」ってどんな内容でしょう

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提供:訪問診療センター 制作:逗子葉山経済新聞編集部

 2016年9月にスタートした「訪問診療センター」は歯科医師と歯科衛生士が専用の車に専用の機材を積んで、通院が困難な患者さんの自宅や施設を回り、歯科治療や食べるためのリハビリを行っています。

 メディスタイル入社と同時に徳永理事長夫妻と「訪問診療センター」を立ち上げた郷田瑛先生に話を聞きました。

 記事後半は、医療法人メディスタイルグループの「逗子メディスタイルクリニック」での「シミ取りの解説6回シリーズ」はその3回目、光治療「ライムライト」直後の様子とスキンケアについてです。

逗子市内から約16キロル圏内までこの専用車に充実した設備を積んで訪問します。

郷田瑛先生

口も全身の臓器の中の一つ
口腔外科を選んだ理由は

郷田 東京医科歯科大学を卒業後、大学院に進学し口腔外科を専攻しました。博士号を取ってからは、都内の総合病院の歯科口腔外科に勤めていました。そこでは高齢の患者さんが多く、血圧が高いとか、血液をさらさらにする薬を常用しているなど、種々の病気を抱えていらっしゃる方の歯科治療を多く経験しました。

記者 先生はなぜ口腔外科の道を選んだのですか?

郷田 私は歯だけでなく、全身の臓器の中の一つの臓器として口腔を診られるようになりたかった。口腔外科では、入院が必要な治療や全身麻酔が必要な手術を担当します。口や舌などの腫瘍を取り除いて、腕や足など別の場所から皮膚・骨を取り、それらで傷口を再建するような大掛かりな手術も含まれます。そのため、歯科でありながら、全身管理に関わる幅広い医学知識が必要とされるのです。口腔外科で身につけた知識は、訪問診療でも大いに役立っていると感じます。

記者 メディスタイルに入社したきっかけは?

3年前に突然、海の近くで子育てをしようと思い立ち、家族と湘南に移り住んできました。ちょうどその頃、徳永夫妻と大学の演劇部の後輩だという知人から声を掛けていただきました。淳二院長から「メディスタイルの歯科治療は圧倒的に高質なものを目指している」と言われ、気持ちが動きました。入れ歯と摂食嚥下(えんげ)リハビリテーションの両方の専門家である古屋純一教授とご一緒できることも魅力でした。

自宅や施設でも医院と同様の治療が可能なポータブル歯科用ユニット

「食べる」を支える摂食嚥下リハビリテーション
可能性が広がっている

記者 摂食嚥下リハビリテーションについて教えてください。

郷田 一言で言うと「食べるためのリハビリ」です。これには、入れ歯や虫歯治療など、歯科一般の治療から、内視鏡を使った飲み込みの精密検査、食べる力を最大限に引き出すためのリハビリ訓練などが含まれます。

 虫歯の治療では、専用の機材を自宅や施設に持ち込み治療を行います。レントゲンの写真も撮れますので、ほぼ歯科医院と同様の治療が受けられます。歯科衛生士による専門的口腔ケアも、重要な治療の一つです。

 飲み込む力の低下が疑われる場合、飲み込みの精密検査を行います。その人がきちんと食べ物を飲み込めているかは外から見ても分かりません。そのため、鼻から耳鼻科用の細い内視鏡を入れて、食べ物の流れを直接カメラで観察します(VE 嚥下内視鏡検査)。そうすることで、うまく飲み込めず、喉に食べ物が残ったり、気管に入り込んで誤嚥をしていたりするなどという状態が明らかになります。ご本人やご家族を含め、どうして思うように食べられないのか、明確に理解することができるわけです。

 その上で、ご本人が食べたいものと食べる能力に乖離(かいり)があるようであれば、その2つのすり合わせを行います。食べ方や調理の仕方を工夫したり、毎日の筋トレのメニューを提案したりします。

 これら食べるためのリハビリを専門的に摂食嚥下リハビリテーションと言います。

鼻から内視鏡のカメラを入れ、スプーンで水分を口からごくんとしてもらい、飲み込みがどのように行われているかを確認しているところです

 

郷田 師匠の古屋教授はいつも「摂食嚥下リハビリテーションで歯科にもっとできることがある」と話しています。今までの摂食嚥下リハビリテーションは飲み込み、つまりのどだけの不具合、嚥下機能の低下に焦点が当てられていました。ですが、その前に口の中に食べ物を入れて歯でかむわけですから、口の中、歯の不具合があったり、合わない入れ歯を使ってむりやりかんでいたりしても飲み込みはうまくいきません。逆に、口の中をいくら整えたとしても、飲み込む機能が弱っていたら、結果的にうまく食べられないのです。ですので、古屋教授のように、入れ歯と嚥下の両方を一緒に診断・治療できることが重要になってきます。

 入れ歯に関して言えば、通院できない人の治療は難易度が高い。口から思うように食べられない人は体が弱っている人です。入れ歯は道具です。体が弱っている人は道具を使いこなす力も衰えています。その患者さんに合うストライクゾーンが狭いため、本当にいい入れ歯を作らないと逆に足を引っ張ることになります。摂食嚥下リハビリテーションにおける歯科医師の責任は大きいと感じています。

食べられないと診断されても
あきらめないでください

郷田 現実は、食べられないと診断された患者さんはそのまま自宅に戻ると、ご本人もご家族も食べることを諦めてしまう。入れ歯がどうのという話以前の問題です。自宅でも食べるための支援が受けられる事を知らない方も多くいらっしゃるようです。私たちは、食べられないと診断された患者さんでもきちんと本人の食べる力を評価し、リハビリをしてもらうことで、0を1や2、あるいはそれ以上の回復をしているケースに何度も出合っています。

 例えば、食べることも飲むことも全く諦めていた患者さんがリハビリをして、たった大さじ1杯でしたが、大好きなコーヒーを飲めたことで、ご本人もご家族も大変喜ばれたことがありました。そういうことが私たちのやりがいにもなります。

訪問診療は食を支える
多職種で取り組む

記者 訪問に来てほしいという連絡を本人からはなかなかできないと思いますが。

郷田 介護認定を受けていればサービスを取りまとめているケアマネージャーさんからの連絡が多いですね。あとはヘルパーさん、ご家族、あるいは病院からの紹介です。食べることは生活の一部なので、生活の環境に合わせてプランを組むというのがベストです。歯科単独ではなく、リハビリを続けて食べる機能を回復させていくには、多職種の関わりが必要です。

2倍3倍に拡大して見えるルーペを着けて患者の自宅の洗面所で入れ歯を削る

INFORMATION

訪問診療センター

電話/046-874-5508

逗子メディスタイルクリニックの徳永理恵先生が解説
「顔のシミを取る治療」その3

光治療はベッドの上で

理恵先生 Mさんの顔のシミは雀卵斑(じゃくらんはん)、いわゆる、そばかすと、日光性の色素斑、それから少し肝斑(かんぱん)が混在しているタイプと診断。いくつかある治療の中で、光治療「ライムライト」を行いました。治療後は色素が皮膚の上に浮き出てくるように見え、5~7日目をピークに目立ちますが、その後、かさぶたが剥がれるような感覚でいつのまにか無くなっていきます。

シミが多かった分、黒いところが目立ちますが、ライトが反応しているということです。

理恵先生 シミが無くなっていくと同時に、肌の白さはより透明感を増します。その良い状態をキープしていただきたいと思い、当院ではスキンケアの指導もさせていただいています。

 肌のことを一生懸命に取り組んでいる人ほど、クレンジングをして、洗顔料で洗い流すというダブル洗顔をされていたりします。それを勧めていた時代は昔。

 今、大切なことは、「時間をかけず、こすらないこと」。洗顔料が肌の上に乗っている時間は30秒以内。肌がふやける前に汚れだけを落とすというイメージです。また、こするような摩擦はくすみの原因になるといわれています。特に朝は水だけで洗い流す程度でいいと紹介しています。

 ほかには、保湿と紫外線カットが重要です。クリームなどを塗る時もこすらないように。

施術後、スキンケアの説明を受ける

 美肌の光治療はあと2回。1か月おきに行います。次回は、高濃度ビタミンC点滴について説明します。

INFORMATION

逗子メディスタイルクリニック

電話/046-871-8333
住所/神奈川県逗子市逗子1-5-4 128ビル4階

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