
逗子文化プラザ市民交流センター(逗子市逗子4)の館長に細野裕さん、副館長に本藤太郎さんが新たに就いた。着任日は4月1日。
元中学校校長の細野さんは「13年前、当時、市が掲げていた『市民協働のまちづくり』を推進する専任担当としてここで市民の皆さんと接していた。久しぶりに戻ってきて再び皆さんの応援団になれてうれしい」と話す。
同センターの職員になって10年という本藤さんは隣接する逗子小学校出身で、国内外で写真、インスタレーション、楽曲、舞台作品などを発表しているアーティスト。「デジタル技術を使ってセンターの施設や活動を紹介してきた。最近はSNSの発信の方法などピンポイントで相談に乗ることが多くなった」と言い、「交流センターの役割も変化してきている」とも。
2007(平成19)年にオープンした同施設は、市民活動、NPO、生涯学習の中間支援施設で、生涯学習のための会議室やギャラリーのほか、地下には温水プール、屋外にはイベントなどを開催できる広場(フェスティバルパーク)がある。市民活動などの印刷機やパソコンなどの設備や案内チラシを掲示するスペース、相談窓口も設けている。
2人は「この施設を利用することで、顔見知りが増え、市民、行政、企業、NPOなどの組織の垣根を越え、協働していけるようサポートしていく」と力を込める。