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逗子の「とびうおクラブ」が地域で集めたかんきつ類と「ヨロッコビール」がコラボ

逗子のカフェ「ビーチマフィン」のタップルームで「とびうおラガー」を手にする「とびうおクラブ」のメンバー、小野寺愛さん

逗子のカフェ「ビーチマフィン」のタップルームで「とびうおラガー」を手にする「とびうおクラブ」のメンバー、小野寺愛さん

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 逗子で創業し、2019(平成31)年3月に鎌倉へ移転したナノブルワリー「ヨロッコビール」(鎌倉市岩瀬)が3月4日、ラガービール「とびうおラガー」の販売を始めた。

「とびうおクラブ」のメンバーがヨロッコビールを見学。(左から2番目)ヨロッコビール代表の吉瀬明生

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 2017(平成29)年、小学生の放課後クラブ「とびうおクラブ」(逗子市桜山)とのコラボで誕生した同ビールは、今回は新型コロナウイルス感染予防で子どもの訪問は控えたが、例年はクラブのメンバーや子どもたちが自宅や近所の家を訪ねて収穫した夏ミカンやダイダイなどかんきつ類を使っている。

 クラブの子どもたちは逗子海岸とその周辺を活動場所にしている。「地域の家の庭に実っていた夏ミカンやキンカン、三宝柑(サンポウカン)などをもぎ取らせてもらって食べ、おいしいことを知り、収穫させてくれる家を探した。木の高い所に実が残っていると『収穫のお手伝いをさせてください。そして少し分けてください。春にビールでお返しします』とお願いして、分けてもらった」とクラブを運営する「そっか」メンバーの小野寺愛さん。「収穫した物はマーマレードジャムやシロップ、ピールなどにしていたが、4年前、逗子で捕れたものを食べようというイベントの時に、つながりのあった地ビール醸造のヨロッコビールが絞り汁を使って『とびうおセゾン』というビールを造ってくれた。会場にたるで運ばれてきたそのビールを飲んだときは本当に感動した」と話す。

 ヨロッコビール社長の吉瀬明生さんは「移転前、逗子で造った最後のビールがとびうおのビールだった。その最初の年は250リットルだったが、今年は1500リットル製造でき、全国に出荷している。麦とホップをしみじみ味わえる素朴なラガービールにかんきつ系の酸味と甘い香りが加わったすっきりしたビールに仕上がっている。ビーチクリーンなど地元で自然につながっていた仲間とコラボできた地域活動の副産物」と話す。

 「夏ミカンなどかんきつ系だけでなく、ワカメやみそなど買わずに作ったりお裾分けしてもらったりという取り組みは、子どもたちが自分の住んでいる地域に目を向けるきっかけになっていると思う。近所で暮らしていても、なかなか話すきっかけはないので、ミカンを収穫させていただきながら、話を聞くこともできる。お裾分けのし合える関係が地域の中でできるようになるといい」と小野寺さん。

 「とびうおラガー」は「ヨロッコビール」のほか、逗子市内ではカフェ「ビーチマフィン」とオーガニック食材店「陰陽洞」で販売する。

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