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葉山・森戸海岸でハワイ式みそぎ 真冬の海中へ、鎌倉時代にみそぎも

森戸海岸で行われたハワイ式みそぎ「ヒウヴァイ」

森戸海岸で行われたハワイ式みそぎ「ヒウヴァイ」

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 ハワイ式みそぎ「ヒウヴァイ」が葉山の森戸海岸で1月12日行われ、約60人が参加した。主催は「Halau Na Wai Pana o Keala」(横浜市)の内尾由香里さん。

(左から)以前、逗子で「ヒウヴァイ」を行っていたKe Ola Hula主宰の大井まみさん、ケアラ・チンさん、内尾由香里さん

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 内尾さんは葉山で古典フラの教室を行っていたこともあり、11年前に新年のみそぎ(クレンジング)として「ヒラヴァイ」を始めた。9年前からは、師匠であるハワイ島カイルアコナ在住のKeala Ching(ケアラ・チン)さんがこのセレモニーのために来日し、行っている。

 森戸大明神(森戸神社)のホームページによると、「源頼朝が森戸大明神を創建して以来、歴代将軍が訪れ、流鏑馬(やぶさめ)、笠懸、相撲などの武事が行われた場所」と記され、森戸大明神から浜へと通じる橋は、浜でおはらいやみそぎが行われたことから、「みそぎ橋」と名前が記されている。

 内尾さんは「森戸海岸にみそぎの歴史があったことは知らないで始めたが、ケアラ・チンさんを最初に連れてきたときにここはいい場所だと言われた」と話す。

 セレモニーはケアラ・チンさんのチャント(祈り)で始まる。その後、体の中から清め、意味のあるものを蓄えるという「クレンジングフード」(塩、ココナッツ、魚、タロイモなど5種類)を食べ、各自がティリーフに思いを乗せて海に流す。基本は足だけ入るが、全身入っていく人もいる。

 最後はパフドラムを使ったフラを全員で踊る。内尾さんは「パフのフラはとても神聖なもの。神に捧げるための祈りのフラで、全員の意識が禊に集中する」と説明。横浜から初めて参加した女性は全てを終え、「数年フラを習っているが、このセレモニーをオープンにして行ってくれることは珍しい。気持ちが前向きになった」と喜ぶ。

 セレモニーは毎年1月第2土曜に開催していく予定。

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