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葉山小で創立100年記念式典 児童が調べた旧校歌披露も

葉山小学校創立100年記念集会のフィナーレは校歌に合わせて踊る「葉小フォーク」

葉山小学校創立100年記念集会のフィナーレは校歌に合わせて踊る「葉小フォーク」

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 葉山町立葉山小学校(葉山町堀内)が10月30日の開校記念日に100周年を迎え、翌31日に記念式典を、11月1日に記念集会を開いた。

3年生が100周年のために制作した折り紙の横断幕

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 葉山町制施行を機に1926(大正元)年6月30日、第一葉山尋常高等小学校と第二葉山尋常小学校を統合し、現在の場所に葉山尋常高等小学校として創立された葉山小学校。記念式典では27代目で初の女性校長となる浜名恵美子校長が、同町で誕生した「味の素」の創設者・鈴木三郎助の2代目から旧校舎、3代目から体育館とプールを寄付されたことを紹介し、「この会社が葉山から世界へ羽ばたいたように、みんなも世界へ羽ばたいてほしい」と呼びかけた。同地で暮らした堀口大學と團伊玖磨によって作られた校歌に込められたメッセージを引用し、「児童みんなの笑顔と希望が、この先の100年続くように」と力を込めた。

 続いて、100周年の探求学習として5年1組が調べた「旧校歌」についてプレゼンテーションが行われた。1952(昭和27)年に現在の校歌になるまで17年間歌われた旧校歌の歌詞の意味を調べ、校歌を覚えているという卒業生に歌い方や思い出などを聞いたことを発表し、斉唱した。作成した30種類の歌詞カードは記念集会で配られた。

 記念集会では、24代校長の中世貴三さんが「98年前にアメリカから寄贈され校長室にある『青い目の人形 メリーさん』を通して、平和の大切さを忘れないで」と話しかけた。

 3年生は折り紙活動について、6年生は100周年記念ステッカー作成についてなど発表し、5年・6年の合唱「COSMOS」「地球星歌」で閉会となった。

 午後はPTAが企画したイベントが行われ、ラストは「三浦竹友の会」の協力により保護者・児童らが作ったランタンをともし、葉小フォーク(校歌に合わせたダンス)でにぎやかなフィナーレを飾った。

 記念日を前に昨年度から準備が始まり、校舎の階段の壁は地元商工会青年部などの協力により、児童全員らとペイントされた。キャッチフレーズとロゴマークもそれぞれ募集し、バナーや記念誌に掲載されている。

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