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市民まつりで「逗子キッズ防災レンジャー」認定プログラム 商工会女性部が企画

「逗子キッズ防災レンジャー」の証しとしてプレゼントするバンダナを手に呼びかける商工会女性部のメンバー

「逗子キッズ防災レンジャー」の証しとしてプレゼントするバンダナを手に呼びかける商工会女性部のメンバー

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 池子の森自然公園(逗子市池子)400メートルトラックで10月12日に開催される「逗子市民まつり」で、逗子市商工会女性部が小学生向けの防災啓発企画「逗子キッズ防災レンジャー」の認定プログラムを行う。

「逗子市民まつり」のマップ

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 当日、参加児童は同女性部の出店ブースで3つの体験を行う。毛布と物干しざおで負傷者役のぬいぐるみを運ぶ「負傷者搬送訓練」、「水消火器訓練」、新聞紙を使った簡易スリッパ作りの3つ。体験した小学生には「逗子キッズ防災レンジャー」の証しとしてオリジナル三角巾「バンダナ」(先着150人)と認定書を手渡す。

 東日本大震災をきっかけに宮城県南三陸町と交流のある同商工会女性部では2023年、市内小学生らと事前防災アプリを制作し、内閣府主催の「ぼうさいこくたい子ども会議 2023」に参加。そこで、一般社団法人「ひろしま防災減災支援協会」が独自に取り組む認定制度「キッズ防災士」を知ったという。

 女性部で同プログラムを担当する三ツ井直美さんは「子どもたちに災害時の行動力と知識を持ってもらいたい。広島まで視察に行き、逗子でも『キッズ防災士』を広めたいと思った。防災レンジャーはそのきっかけになれば」と話す。

 レンジャーの認定を受けた小学生は12月14日に開く講座に参加し、「逗子キッズ防災士」の資格を取得できる。講座を担当する「逗子防災士の会」代表の石井康生さんは「防災は受け身でなく、知識を学んで自ら行動できることが大切。子どもたちもキッズ防災士になって友達や家族に知識や情報を広めてほしい」と期待する。

 「逗子市民まつり」の開催時間は10時~15時。

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