
11回目を迎える「逗子沖縄まつり」が9月19日20日、亀岡八幡宮(逗子市逗子5)境内で開催される。
オープニングは伝統エイサーチーム「湘琉会」の「道ジュネ」でスタート(昨年の様子)
会場には地元の沖縄料理の店をはじめ、沖縄素材を取り入れたおでん店や弁当店、同イベントを応援する沖縄食材の会社、砂絵ワークショップなど2日間で15店が出店。境内に設えたステージでは沖縄県出身逗子在住のミュージシャン・東風平高根さんらによるライブやエイサーなどが披露される。沖縄からは夫婦ポップユニット「ちむぐくる」、新里学さんが参加する。20日のオープニングは伝統エイサーチーム「湘琉会」(平塚市)の「道ジュネ」でスタートする。
初回から参加している団体が「鎌倉女子大学沖縄舞踊愛好会」。卒業生らは創作エイサー団体「天晴(あっぱれ)」を設立し、県内外の沖縄イベントで活躍している。「例年、会場全体を盛り上げてくれるイベントの華。OBの『天晴』もそうだが、成長ぶりを見てきているので、活躍が嬉しい」と実行委員の皆さん。
2014(平成26)年に東風平さんと沖縄好きな市民が集まって実行員会を立ち上げて始まった。翌年には「逗子葉山沖縄県人会」再開のきっかけも作った。「戦後、横須賀・浦賀港に引き揚げた人たちの中にいた沖縄出身者が逗子で住むようになり、今もその子孫が暮らしている。その歴史を伝えつつ、沖縄を通して平和の大切さを感じ、大きな輪が広がっていくことをテーマに続けている」と実行委員長の杉浦正典さん。
多数の泡盛が飲める「泡盛ブース」は、同イベントの目玉のひとつ。今年は32酒造と沖縄県酒造協同組合の銘酒が並ぶ。泡盛マイスターの資格をもつスタッフが泡盛の味や飲み方などを紹介する。泡盛マイスターは、2006(平成18)年に制定された沖縄県知事認証の資格。
初めて隣町・葉山から海を愛する仲間ということでアオウミウシのキャラクター「ミューシー」も20日に応援に来る。
開催時間は19日=17時~20時、20日=10時~19時。参加費無料。