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「HAYAMA居場所プロジェクト」に地元ミュージシャン 地域の縁広がる

「HAYAMA居場所プロジェクト」で紙芝居をする有友正隆さん

「HAYAMA居場所プロジェクト」で紙芝居をする有友正隆さん

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 葉山の町民有志で運営する「HAYAMA居場所プロジェクト」が7月23 日、葉山在住の俳優でミュージシャン有友正隆さんを招き、歌と紙芝居で子どもらと交流した。

イベントの案内

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 同プロジェクトは葉山町の子ども(小学生~大学生)を中心とした地域の居場所を作り、地域の大人とつながって今までできないと思っていたこと、やってみたいことに踏み出す場所として2023年9月に、スタートした。

 常設の拠点場所はないが、昨年度は公民館やカフェなどで45回開き、延べ361人(平均1回8人/回)が参加した。

 当日、会場となったレンタルスペース「SEE THE SUN葉山」(葉山町堀内)は広い庭のある築約90年の古民家で、集まった小中学生らがはだしで走り回ることができるほどの広さ。かき氷は自分たちで氷をかき、差し入れの果物などを自由にトッピングして味わった。

 当日、3時になると有朋さんはギターを弾きながらオリジナルの歌「グローイング・アップ!」「雨のち曇りドキドキ太陽」でスタート。続いて、紙芝居「へっこきよめさま」「のっぺらぼう」を披露。俳優業・有朋さんの感情を込めた声色と語りで、話に引き込まれる子どもたちの姿があった。

 後半、「先生、役者、お坊さんになりたかった」と話す有朋さんは、参加した子どもたちにも「なりたいもの」を尋ね、未来への希望を込めて「出発!Oh!Yeah!!」を歌った。ステージを終え、「みんなのパワーを感じた」と汗を拭った。

 同プロジェクトを立ち上げた一人、羽柴亜紗子さんは「関わってくれる人も増え、自主イベントもできるようになり、継続してはいるが、現在の助成金は3年契約で2年目。常設の居場所が見つかればいいのだが…」と話す。

 毎月の開催スケジュールはSNSで公開している。参加無料。予約不要。出入り自由。

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