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逗子のスーパースズキヤ備蓄米限定販売 告知せず驚く客も

備蓄米を売り場に運び込むスーパースズキヤ葉山店の店長、大和田雅史さん

備蓄米を売り場に運び込むスーパースズキヤ葉山店の店長、大和田雅史さん

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 逗子に本社を置く老舗スーパーマーケットスズキヤ(逗子市逗子6)が6月14日、逗子市、葉山町内の3店舗でも随意契約備蓄米5キロ(2,160円)の販売をし、当日完売した。

スーパースズキヤ逗子駅前店の売り場に積まれた備蓄米

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 神奈川県内にスーパー11店舗を持つが、6月6日にまず横須賀店(横須賀市)で200袋、新杉田店(横浜市)で180袋を販売し、約2時間で売り切った。14日は逗子駅前店(逗子市逗子1)に100袋、東逗子店(逗子市沼間1)に50袋、葉山店(葉山町一色)に60袋が納品された。

 大きなトラックに積まれた米が各店舗に到着すると、スタッフ数名で「国産備蓄米」という品名と「食品表示ラベル」のシールを貼り、売り場に積み上げた。偶然、買い物に来た客らは「わっ、初めて見た」「これが古古米?」「葉山にも来るのね」などとサッと手に取る人、じっくりと表示を見つめる人、写真を撮る人とさまざまな表情を見せた。

 同スーパーは小泉進次郎農林水産大臣が備蓄米放出を指示した当初に手を挙げ、加盟するCGCグループが随意契約した古古米(令和4年度産)を購入、契約先の精米所で一昨日、精米をした米だという。

 営業企画担当の吉田徹さんは「何時に納品されるかも直前まで分からなかった。日頃、買い物に来てくださる人に普段の流れの中で必要ならば購入いただきたいと思い、事前の告知はしなかった。そのため行列ができることもなく、混乱なく販売できた」と話す。東逗子店は昼前に、逗子駅前店と葉山店は夕方までに完売した。子ども連れと高齢者の購入が目立った。

 売り場を見守った葉山店の大和田雅史店長は「1番多かった質問は何年産の米かだった」と言い、「ちょうど1年前の頃、周年祭であきたこまち5キロを1,780円で販売していたことを思うと、まだまだブランド米は高値だが、高くても決まった米を購入する人も多い」とも。

 同スーパーでは次の予定も事前告知はしないという。

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