JR東逗子駅前のふれあい広場で現在、冬恒例となったイルミネーションが街行く人々を楽しませている。
シンボルは高さ約14メートルのヒマラヤ杉。地元の商店会と個店が加盟する東逗子地区商工連合会が地域の活性化を目的に2001(平成13)年に取り組み始めた。年々華やかになり、昨年は約10万個のLEDライトが光り輝いたが、「今年は諸事情により開催が危ぶまれたが、規模を縮小して実現できた」と実行委員の一人が明かす。
11月中旬、広場の草刈りとイルミネーションの点検で準備が始まった。長年、中心になって広場の管理やイベントの運営などをしてきた地元の男性が11月に急逝したことなどもあり、日頃、広場のイベントで世話になってきた出店者らも駆けつけた。
週末を中心に関係者や地域のボランティアらが集まって作業を行い、ヒマラヤ杉とその周辺、広場の入り口を毎夜明るく彩っている。
同事業の担当を引き継いだ自称「広場のおじさん」こと、小宮武さんは「地元で育っているので、子どもの頃からイルミネーションを楽しみに見てきた。地域も明るく元気になるので、子や孫の代までつないでいくことができれば」と話す。
点灯時間は17時~23時(12月26日以降は22時まで)。2026年1月17日まで。