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葉山町、環境省「グッドライフアワード」優秀賞受賞 全町民での取り組み評価

(左から)山本英清政策課長、齊木靖子環境課長、町田伸環境部長、田村樹理さん、山本崇仁町長。表彰状と盾を手に

(左から)山本英清政策課長、齊木靖子環境課長、町田伸環境部長、田村樹理さん、山本崇仁町長。表彰状と盾を手に

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 葉山町が環境省主催の「第13回グッドライフアワード」優秀賞を受賞し、12月6日、都内で表彰式が行われた。

葉山町が受賞した「第13回グッドライフアワード」優秀賞の盾、間伐材を利用している

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 同賞は環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」に関わる活動や取組を表彰する環境省の取り組みで、今年は過去最多の224件の応募があった。最優秀賞は、九州大学流域システム工学研究室(福岡県)が国内30以上の河川・地域で地域住民や行政などと共創し、コンクリート水路化した河川の自然再生、水生生物生息場の保全、歴史的な河川構造物の保全など河川を軸にしたまちづくりなどへの取り組み。

 葉山町の取り組み名は「エシカルタウン・葉山~町民全員で創る、持続可能な新しい常識~」。2014(平成26)年に始めた無料の戸別ごみ収集、2019(平成31)年に始めた「はやまクリーンプログラム」による脱プラスチックの推進、公共施設でのペットボトル販売中止やイベントでの環境配慮行動の申告の義務化、2022年にスタートした「はやまエシカルアクション」の展開、今年28分別目になる生ごみの分別と堆肥化の導入などを紹介した。

 取り組みを担当してきた葉山町環境課の齊木靖子環境課長は「さかのぼれば2008(平成20)年、森前町長がゼロ・ウェイストに取り組み始めたことで町民の環境への関心が高まったのかもしれない。町民の皆さんの意識が高く、行政も信念を持って押し進めている」と話す。

 表彰式に参加し、取り組みのプレゼンテーションを行った政策課の田村樹理さんは「主催の方からは町民全員が取り組む姿勢を大変評価していただき、特に無料戸別収集や28分別に感心された。今回は初めての応募だったので、来年へのステップだと思っていたので、(今回受賞できて)とてもうれしい」と喜ぶ。

 町田伸環境部長も「本当に町民の皆さんと受賞したと思って感謝している。受賞を励みに、この取り組みを全国に発信し、広めていかれたら」と力を込める。

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