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葉山町の乗り合いタクシー「はやまる」 全戸に無料乗車券、乗降箇所も追加

AIデマンド型乗り合いタクシー「はやまる」の実証運行事業を担当する町政策財政部の吉田幸司課長補佐と、無料券を掲載した広報紙を手にする中島孟志さん。町役場ポイント前で

AIデマンド型乗り合いタクシー「はやまる」の実証運行事業を担当する町政策財政部の吉田幸司課長補佐と、無料券を掲載した広報紙を手にする中島孟志さん。町役場ポイント前で

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 葉山町が12月1日、AIデマンド型乗り合いタクシー「はやまる」の無料乗車券を「広報葉山」12月号を通じて全戸配布した。

「はやまる」無料乗車券を掲載した「広報葉山」12月号

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 「はやまる」は町内の乗降ポイントを予約に応じて運行する乗り合いタクシーで、AI(人工知能)により、効率的な経路を判定し運行する。鉄道の駅がなく、「公共交通空白地」の多い同町で昨年10月、実証運行が始まった。

 「全国でも全戸に無料乗車券を配布する自治体は少ないのでは」と事業に力を入れる町政策財政部の吉田幸司課長補佐は「登録していても利用する人がなかなか増えない。一度利用してもらえたら便利さが理解していただけるはず」と呼びかける。今年8月~10月の1日平均乗客者数は6~7人だった。

 乗降ポイントは決まっており、B4サイズほどの看板が塀や電柱、ガードレールなどに掲示されている。12月1日に新しく坂の上の地域3カ所(東伏見自治会集会所、東伏見台1丁目、青少年会館)が追加され、合わせて59カ所になった。ポイントとなる場所は地域住民の声も参考に、「はやまる」が停車できるスペースに設けている。

 同政策財政部の中島孟志さんは「乳幼児と利用する若い世代もいるが、多くは高齢者が買い物や通院で利用する傾向が多い。無料券は同乗者も無料なので、皆さんで乗ってもらい、意見などももらえたら」と話す。「説明会では予約方法の質問が多い。説明会に来てもらえればその場で登録もできる」とも。

 説明会は12月17日10時~(会場=教育委員会会議室)、13時30分~(同=図書館ホール)、19日10時~(同=ハヤマステーション会議で、それぞれ開く。事前申し込み不要。

 無料乗車券の有効期間は2026年1月30日まで。

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