葉山在住のミュージシャン、テミヤンさんの音楽生活40周年を記念したCD付きブック「北原照久セレクション テミヤン40周年の軌跡『アニミズム』」(発売元=シンコーミュージック・エンタテイメント)が11月11日、発売された。
北原照久セレクション テミヤン40周年の軌跡「アニミズム」と記念コンサートの案内
かつて茅ヶ崎にあったカフェ「ブレッド&バター」でアルバイトとして働きながら、湘南サウンドをけん引するミュージシャンらに影響を受け、1984(昭和59)年、岩沢二弓さんプロデュースでアルバム「ZaZaZa」でデビュー。以降、湘南地域を中心に「浜辺のフォークシンガー」として活動。高橋真梨子さんや中村あゆみさんなどへ楽曲提供を行ったほか、企業や市町村のテーマソングも制作。2018(平成30)年に移住した葉山町では100周年記念ソング「Split of HAYAMA」も作った。
CDには17曲を収め、30年前に出会ったブリキのおもちゃコレクター、北原照久さんが選曲した。「北原さんの番組に呼ばれて歌った『幸せの小舟』の歌詞にあった『夢はたった一つさ そう穏やかになれること』が、その当時の彼(北原さん)の心に深く刺さったようで、親しくなり、約20年、毎月ライブをしたりしてきた」とテミヤンさんは振り返り、「40周年記念で思いを手に取って読んでもらえるようCDブックという形を提案してくれた」と話す。
デビュー曲「ZaZaZa」は当時と同じ編曲・鳥山雄司さんが40年たって再び編曲。コーラスには「ブレッド&バター」(岩澤幸矢さん・岩沢二弓さん)の2人が参加。第7回湘南国際マラソンの番組テーマソング「潮風のランナー」では湘南スタイルバンド(琢磨仁さん、琢磨啓子さん、岩沢二弓さん、テミヤンさん)が演奏・編曲で協力。新曲として北原さんの縁で知り合った作詞家・売野雅男さんによる「ノスタルジア」には同様に大ヒット曲を持つ伊藤心太郎さんがメロディーを付けた。
読み物として、ブランド米「龍の瞳」を扱う同名会社の社長、今井隆さん、NPO法人「海さくら」理事長の古澤純一郎さんとの対談を収める。テミヤンさんは「40年、いろいろな人との縁を初めてCDブックという形にしてみた。これを機にライブで多くの人に曲を届けたい」と来年に向け、希望を膨らませる。
同書はB5変型判、28ページで、価格は3,850円。撮影は葉山在住の写真家、ブルース・オズボーンさんが担った。発売記念コンサートは12月6日、横浜八景島シーパラダイス内の「潮彩料理 哉介(やすけ)」で開催する。料金は8,500円(食事+1ドリンク付き)。申し込みは11月29日まで。