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逗子の史跡「まんだら堂やぐら群」の大イチョウ、紅葉の見頃は12月

多くの葉が残り、色づきが期待できるまんだら堂やぐら群前の大イチョウ(11月16日撮影)

多くの葉が残り、色づきが期待できるまんだら堂やぐら群前の大イチョウ(11月16日撮影)

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 逗子と鎌倉にまたがる国指定史跡「名越切通」内に位置する「まんだら堂やぐら群」の大イチョウが色付き始めた。

まんだら堂やぐら群は整備され、説明版も設置されている

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 同所の「やぐら)は2メートル四方ほどの穴(中世の横穴式の墓)で約150が見つかっている。逗子市のホームページの紹介文には「出土した遺物から見た限りでは、鎌倉時代の後半(13世紀末ごろ)から平場の造成とやぐらの掘削が行われ、室町時代の中頃(ほぼ15世紀いっぱい)まで供養などが行われていたもの」と記載され、重要な史跡を保存するため、年2回限定公開している。

 1966(昭和41)年4月に「名越切通」の一部として国指定史跡として指定を受け、2014(平成26)年に期間限定公開するようになった。

 今秋は10月18日から12月14日まで公開している。現地では市職員が見守り、見学者の質問に答えたり、チラシを配布したりしている。職員によると、「塩害や台風の影響を受けやすく、色付く前に葉が散ってしまうこともあるが、今年は多くの葉が残り、12月に入ってからの色付きが期待できる」という。

 同所に向かうハイキングコースには海を見渡せる展望台もあり、秋は3000人以上が訪れる。公開は日曜・月曜・土曜・祝日の10時~15時。無料。

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