
逗子在住の後藤亨さん・章子さん夫婦が10月4日・5日に神戸・須磨海岸で開催された「フレスコボールワールドカップ」マスター(50歳以上)の部で優勝した。
(左から)後藤さん夫婦と共に世界選手権に出場する大和地さん夫婦
ペアで落球させないようボールを打ち合うフレスコボールはブラジル発祥のビーチスポーツ。逗子海岸でも活動が認められ、2019(平成31)年3月、日本フレスコボール協会(東京都世田谷区)が地域クラブ「逗子フレスコボール(以下、ZFC)」を設立した。
5年前に都内から移住した後藤さん夫婦は翌年、逗子海岸の渚橋の周辺で行われていたZFCの練習風景に出合う。中学時代に卓球部だった章子さんがまず引かれ、ラケットスポーツは未経験だからと最初は乗り気ではなかった亨さんを誘った。今では週末の練習はもちろん、平日も仕事の休みがあれば2人で練習。家での会話もフレスコボールのことばかりだという。
優勝できたことについて、2人は「先輩たちが惜しみなくいろいろなことを教えてくれる。どこの会場に行っても皆さん人柄が良く、人間力の高い人ばかりで気持ちよく続けてこられた結果だと思う」と話す。12月に開催されるブラジル選手権への出場については、「本場でプレーでき、トップ選手の試合を見られることは楽しみ」とも。
後藤さん夫婦と共にミックスの部でブラジル選手権へ参加する大和地さん夫婦はZFCの創立メンバーで、今年の年間最優秀ペアに選出された。夫の亮太さんは5年ぶり6回目、ワールドカップ女子の部で優勝した妻の未沙子さんは3回目の出場。亮太さんは「夫婦で一緒にブラジルへ行くことが夢だった」と喜び、未沙子さんは「応援してくれている周りの人たちに恩返しできるよう頑張りたい」と意気込む。
ブラジル選手権は12月6日~7日開催。ZFCの逗子海岸での練習は土曜・日曜・祝日の10時~17時に行っている。見学自由。