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葉山のプロセーラーとアートディレクターが海とのつながり、「SEAMANSHIP伝えたい」

(左から)プロセーラーの伊藝徳雄さんとアートディレクターのholidayさん

(左から)プロセーラーの伊藝徳雄さんとアートディレクターのholidayさん

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 葉山在住のプロセーラー・伊藝徳雄さんとアートディレクターのholiday(ホリデー)さんが6月8日、ヨットのロープを使った雑貨などのブランド「SEAMANMADE(シーマンメイド)」を立ち上げた。

「食堂・アトリエHOLIZONTAL」で販売しているアイテム

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 「海とつながる」をテーマにした同ブランドのアイテムの多くは「ソフトシャックル」というヨットのロープワーク技術を生かして、伊藝さん自らがドックリード、キーホルダー、ブレスレットなどを製作している。

 伊藝さんは2000(平成12)年に行われた世界最高峰ヨットレース・アメリカズカップのニュージーランド大会に日本代表として参戦し、帰国後プロとして活動をはじめ、国内外のヨットレースで優勝を重ねている。家が近いholidayさんとは地区の祭りでみこしを一緒にかつぐ仲という。

 「食堂・アトリエHOLIZONTAL」(葉山町一色)の運営もするアートディレクターのholidayさんは「葉山に暮らしていながらマリンスポーツもせず、海との関わりがなかった私に、『それぞれの方法で海を楽しめばいい。アートとして楽しめばいい』と言った伊藝さんの言葉が胸に響いた。セーラーの伊藝さんやヨットロープからみなさんそれぞれの海を感じてもらいたい」と話す。

 伊藝さんは「例年は年間120日ほど遠征しているが、コロナのまん延で葉山にいる時間ができた。セーラーとは違う表現でholidayと一緒にSEAMANSHIP(シーマンシップ)を伝えることができてうれしい。大海原の中の船のように、困難な状況の中、孤独を感じたり落ち込んだりした時でも、必ず支えになる人がいて、希望があるというマインドがSEAMANSHIP」と話し、「小さなロープを生活に取り入れて苦しい時も、海を感じてほしい」とも。

 同プロジェクトは「SOGO横浜」とクラウドファンディングを運営するMakuake(マクアケ)が主催する、神奈川の知られざるプロジェクトを応援する企画「JAPAN PROJECT」に参加し、全国展開を目指している。期間は7月10日まで。

 「アイテムを通して、海の広さや素晴らしさを楽しくしっかりと伝えていきたい。葉山発信でもっともっと良い環境と物事をみなさんで作っていかれたら」とholidayさん。アイテムは「食堂・アトリエHOLIZONTAL」で販売している。

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