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逗子海岸でウインドサーフィンジャパンツアー初戦   フリースタイルの妙技に歓声

見事にジャンプする杉匠真プロ、15歳(提供=FREESTYLE FESTA ZUSHI実行委員会)

見事にジャンプする杉匠真プロ、15歳(提供=FREESTYLE FESTA ZUSHI実行委員会)

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 逗子海岸で4月14日・15日、「JWA(日本ウインドサーフィン協会)ジャパンツアー2018‐2019 フリースタイル」の第1戦が行われ、15日にはコラボイベントとして、観客が採点者となる「キングオブフリースタイル」が同時開催された。

キングオブフリースタイルの表彰式、賞品は地元の藍染めショップが大会用に制作したTシャツ(提供=FREESTYLE FESTA ZUSHI実行委員会)

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 オリンピック種目にもなっているスピードを競うレースとは違い、フリースタイルの演技は「海のフィギュアスケート」と呼ばれるほど、さまざまな技とダイナミックさが観客を魅了する。逗子海岸は、国内でも有数のウインドサーフィンの中心地。沖まで出ないでも砂浜に近い場所で競技が可能。目の前で応援したり、撮影したりできるため、サーファーなど関係者以外の観客も多い。

 特長を生かし、地域によりウインドサーフィンの魅力を伝えてプロの選手を盛り上げたいと、日本ウインドサーフィン協会と市民による実行委員会の共催で、昨年から「キングオブフリースタイル」が企画された。

 「海の競技は天候に左右されるので、時間を決めて大会のプログラムを組むことは難しいが、フリースタイルは風がなくても演技ができるので、競技時間を決めた。こんな大会はほかにないと思う」と実行委員は説明する。

 今年は8人のプロサーファーが参加。海岸で応援していた観客が投票し、順位を決定する。優勝した高校1年の杉匠真さんは「今日は風がとても良かった。海のすぐそばに住んでいるので、高校に行く前に2時間、帰ってきて3~4時間は毎日練習している」と練習の手応えがあったと振り返る。 

 準優勝の小林悠馬さんは「3歳から始めてもうすぐ27歳。同世代は少ないが、今、10代の若いプロが増えてきて切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っている。カリブなど海外のウインドの中心地に行くと地元の店にグッズが置いてあるなど町が盛り上げてくれている。逗子でも皆さんに応援してもらえたら励みになる」と話す。

 逗子にはオリンピック候補の選手もいる。フリースタイルのジャパンツアーの行方とともに地元選手への期待が高まる。

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